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出会った巨樹

木をメインに、風景写真や動物写真も時々載せてます

榮松院のシイ 

遠くから見ると形よく葉が茂っていますが、近くに行くと、東京大空襲で戦災に遭い、幹が焼け、枯れ、痛々しい姿です。しかし、跡を継ぐように後方の元気な幹が見事に頑張っています。

『本郷の寺院』(本郷佛教会編)によると、シイは、焼夷弾数発の直撃を受けました。火は一昼夜燃えつづけて自然消失しましたが、シイは元の面影はなくなってしまいました。大きな焼けぼっくりになって残った枝も、台風の頃には地響きを立てて落下し、椎の木もいよいよ終わりかと思われましたが、幹の下の方から新しいヒコバエが芽生えて、みるみる大きく成長して多くの小枝を産みました。

木のそばの石柱には「天然記念物」と刻まれていますが、現在、どこの指定も受けていません。かつて国指定天然記念物でしたが、戦災のため指定解除、その後東京都に振り替える形で東京都指定になりましたが、「戦災により根幹以外の大部分を損傷」との事由でまた指定解除。しかし、命は繋がり続けました。立派な天然記念物です。

●東京都文京区
●文京区保護樹木
 元国指定天然記念物(大正15年10月~昭和29年3月)
 元東京都指定天然記念物((昭和29年8月~昭和33年10月)
●樹高約11m  幹周約8.2m
●撮影年月日 2013年2月17日

130217東京 榮松院の椎①

130217東京 榮松院の椎②

130217東京 榮松院の椎③

130217東京 榮松院の椎④

130217東京 榮松院の椎⑤

130217東京 榮松院の椎⑥

130217東京 榮松院の椎⑦


榮松院(えいしょういん)
天正17年(1589)に順誉聡含上人によって神田明神下に開かれました。慶安元年(1648)に神田明神下は幕府用地(見付建設)のため、現在地に移転しました。現住職は第二十代を数えるに至っていますが、その間、明暦の大火、元禄の火災、安政の地震など災難に遭遇し、再建復興されてきました。東京大空襲でも堂塔伽藍などすべて焼失しましたが、本尊様の御仏体と過去帳は、火災の中搬出されて無事だったそうです。
(参考文献『本郷の寺院』本郷佛教会編(昭和59年)

130217東京 榮松院の椎⑧

住 所 東京都文京区向丘2-35-7 榮松院
交 通 東京メトロ南北線「本駒込」徒歩5分  都営三田線「白山」徒歩8分

榮松院MAP



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Posted on 2013/03/26 Tue. 20:22 [edit]

thread: ★樹木★

janre 写真

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